☆diary☆祈り…
皆さま…
お変わりなく
お過ごしでしょうか…
私は…
実は、今は熊本にいます。
明日の
『愛と青春の宝塚』の
熊本公演を観るため
熊本に来ました…。
運よく…
というか・・・
欠航便が相次ぐなか
奇跡的に…としか
言いようがありません…。
実は・・・
もう…
記憶が
薄らいでいらっしゃる方も
おられると思いますが…
数年前の
阪神淡路大震災のとき…
私は、
大阪の
南の地区ではありましたが
ひとり暮らしを
していました。
あの…
阪神淡路大震災の日…
前日は、
友人と街で食事をして…
ちょうど
震災の起こる５時間前に
阪神高速の
湾岸線を通って…
自宅に送ってもらいました。
実は…
その日、
その友人とは
最後の晩餐で・・・
数日後に
沖縄に転勤になったんです。
何も知らされてなくて
会ってから
その事実を知らされた私は…
まだ若かったですしねぇ…
かなりの動揺だったんです。
直前まで
言わなかったのには
それなりの
理由があったのでしょうが…
私は…
それを尋ねませんでした。
それは…
優しさだったのか
友人にとって
私は…
そんな大切なことを
言えるだけの存在では
なかったのか…
今となっては
謎のまま…。
帰宅してからも…
なんで…
という思いがあって・・・
眠れぬ夜を過ごし…
朝方に
震災に遭遇…。
５時間前に別れた友人とも
連絡がとれず・・・
当時、
７階に住んでいた私は…
大阪湾を隔てた
向こう岸が、、、
オレンジ色に
みるみる染まる光景を
目の当たりにしました…。
自宅も…
かなりの縦揺れがあり
電子レンジや
オーブントースターが
落下して…
姿見が倒れました…。
怖かったですね…
しばらくして…
テレビで・・・
ほんの数時間前
車で送ってもらった
湾岸線が・・・
倒壊した映像を見ました…
本当に
血の気が引きました…。
当時の職場は…
８階にあって…
さらに高台にあったため
職場の大きい窓からは…
黒煙があがり
さらに濃いオレンジ色に
変わりながら…
その範囲が
拡大しているのが
一目瞭然で…
何日も何日も…
その光景を
見続けていました…。
なんか・・・
またまた…
この場に及んでの
告白ですが、、、
実は、
実家が半壊したんです。
ライフラインも絶たれ…
電話も繋がらない状態で…
とっても心配で
実家に
戻りたかったのですが…
ちょうど…
私は・・・
後輩育成の
トレーナーをしていて
ちょうど…
その
トレーニング期間だったんです。
なので…
とりあえず…
上司に、
１日だけ、
トレーニングを
中断できないか…
事情を話して
相談しましたが、
わかってはいましたが…
答えは・・・
No… でした。
とっても
厳しい世界だなぁ…と
思って
自宅に戻って
泣いたことを
思い出します。
それから数日が過ぎ…
お休みの日に
実家に戻ってみると…
想像を絶する
変わり果てた姿で…
これでも・・・
半壊なの…？？
…という状況でした。
街は…
ブルーのシートで
覆い尽くされ…
学生の頃、
よく通った道は寸断され
倒壊した家が
あたり一面に・・・
友達は…
寮が倒壊して
職場に
寝泊まりしていました…
当時、、、
救命の仕事をしていたので
昼となく…
夜となく…
その職場の特殊性から
比較的
重症者が運ばれてきました。
ヘリポートへ
運ばれてくる方も…。
本当に…
休日返上で
傷病者の対応に
追われました…
それから数年が過ぎ…
今は…
お年寄りの暮らす施設で
福祉系の仕事を
していますが…
震災の影響で
記憶喪失になられた方…
精神病になられた方…
身寄りのなくなった方…
パニック障害になられた方…
夜泣き…
攻撃性…
などなど…
いろんな
心の傷を抱えている方が
今も…
たくさんいらっしゃいます。
街は…
震災から復興して
賑わいを取り戻しましたが
震災の爪痕は
あまりにも大きく…
拭い去ることが
できないものもあると
痛感しています…。
私は…
本当に
何もできることは
ありませんが…
ひとつだけ…
できることが
あるとすれば…
被災された皆さまの
お気持ちを
少しは
分かって差し上げることが
できるのかな…と
思いました…。
本当に
いろんなことがありました。
まだまだ…
いろんなことが
今も続いています…。
ですが・・・
どうぞ…
生き抜いていただきたいと
心より願います…。
生かされた意味を…
感じていただきたい…
答えは
見つからないかも
しれないけど…
愛に満たされた日々で
ありますように…。
祈りを捧げます…
*minami*
