★☆Passenger *minami*☆★

宝塚OG*71期生の真琴つばささんが大好きです。真琴つばささんのことを中心に私の日常も綴ります。

☆diary☆蜷川幸雄さん

蜷川幸雄さんが

お亡くなりになっと・・・

真琴つばささん(マミさん)の

FCブログで知りました。


まだ

信じられない  というか

信じたくない気持ちで一杯です。



蜷川幸雄さんの作品は

色んな意味で『難しい』と。


マミさんと巡り会い

宝塚歌劇との出会いを経て

一般の演劇に興味を持った

当時の私には

食わず嫌いの大きな壁でした。



2009年だったかな?

マミさんが

蜷川幸雄さんの作品

『雨の夏、三十人のジュリエットが

還ってきた』の再演に

ご出演することになり

これは~!!

蜷川作品を知らなくては!と

蜷川作品を

急いで観に行った記憶があります。



蜷川作品初心者の私には

確かに、ハードルは高かったのですが

演劇の持つ

底知れぬ力を感じました。

その独特な世界観に魅了される

蜷川作品のファンの方が

沢山いらっしゃるのにも

納得できました。



『雨の夏・・・』は

宝塚歌劇

モチーフにされたような作品でもあり

それもあって

私には

とても興味深くて

馴染みやすい作品だったことが

さらに

蜷川幸雄さんへの興味に繋がりました。




暗い中に浮かぶ

デパートのショーウインドウ。

劇場に入ったら

そこは

閉店後のデパートの中でした。


すでに物語は始まっていた。



マミさんの演じる

弥生理恵は (←懐かしいね~!!)

開演してから

約1時間後の登場でした。



普通なら

マミさん演じる理恵の登場が

とても待ち遠しいのですが


理恵は・・・

姿はないけれど

物語の冒頭から

そこに居た!!!



理恵の存在を

恐怖と

怪しさと、妖しさで

それぞれの登場人物が語っていて


どんどんと

理恵への興味と

憧れのような恐怖心が膨らみ、

客席の期待が頂点に達したところで

理恵が

その姿を現す!!!


これ以上に

最高の演出はないと思った!!!




本当に

魅力的な理恵を演出していただけて

とてもとても嬉しかったです!!!



その客席の期待を裏切らない

マミさんも

とても素晴らしくて

良い女優になったなぁ~と

すごく誇らしかったんですよね~!!!


今でも大好きな作品です。



蜷川幸雄さんの作品を語るほど

私はよく知らないのですが

その『雨の夏・・・』を観劇したとき

2回ほど

蜷川幸雄さんファンの方の

お隣になったことがあって


私は、マミさんのファンだと

思われなかったようで

2回とも  お隣の方に

「蜷川作品は

どこがお好きなんですか?」と

聞かれたことがありました。


蜷川作品のファンの方は

演劇に対する想いが熱いんです!!


語るほど知らない私は

かなり焦ったのですが・・・


台詞の言葉以上の台詞が

心を刺激するところでしょうか?

と・・・

上手く説明できないのですが

そう答えたと思います。


「なるほど~!!

わかりますー!!!」と

おっしゃっていただけて

伝わった~!!!と

すごく嬉しかった思い出もあります。



なんとなく・・・

私が本当に

舞台の面白さに目覚めたのは

この作品が

切っ掛けだったのかもしれません。




蜷川作品は

日本語の持つ含蓄の良さを

巧みに操りながら

多角的な視点から

そのものの本質に迫っていくところを

私は感じていて

そこが、すごく好きなんです!!


お気に入りは

やはり

シェイクスピア作品かな・・・



まだ、

お亡くなりになったことが

信じられなくて

現在形で

語ってしまうのですが・・・



多大なる功績を残された

日本が誇る

偉大な演出家ですね。


また、

女優を美しく魅せる演出にも

とても定評のある方です。


マミさんが蜷川幸雄さんの作品に

ご出演されたこと・・・

本当に嬉しく思います。



ご冥福をお祈りするとともに

感謝の心を捧げます・・・。



ありがとうございました・・・☆☆