★☆Passenger *minami*☆★

宝塚OG*71期生の真琴つばささんが大好きです。真琴つばささんのことを中心に私の日常も綴ります。

☆diary☆2017.12.24『マヨルカの冬/ジョルジュ・サンド』ラジオシアター~文学の扉

今年もあと2日ですね~!!
また一段と寒さが厳しくなりましたね。
皆さま、お変わりありませんか?

今年のクリスマス・イブに放送された
TBSラジオ『ラジオシアター~文学の扉』。
この日はジョルジュ・サンドの『マヨルカの冬』でした。
ジョルジュ・サンド男装の麗人とも呼ばれていたそうで
とても硬派なイメージがありました。
ジョルジュは、男性を翻弄する魔性の女のような
どちらかと言えば
悪女的なイメージで語られているものが多いように思います。
しかし、その外見とは裏腹に
その内面には純粋さと優しさを持っていて
とても繊細で愛の深い女性だったのではないかと。
私にはそう思えました。
それは、“真琴つばささん”というフィルターが
あまりにも純粋で優しく、真っ直ぐだったから
そう思えたのかもしれません。

マミさん(真琴つばささん)の演じるジョルジュ・サンド
凛とした佇まいが美しく
周囲に流されない芯の強さがありました。
また、行動力があって情熱を秘めている。
しかし、その内面はとても繊細で優しく
自分の心に正直に生きる素直な女性でした。
ショパン
ジョルジュの
その美しい内面に惹かれたのでしょう。
そして、ジョルジュもまた
ショパンの奏でる美しい旋律を通して
ショパンの穏やかで純粋な内面に
惹かれたのではないかと思います。
でも…
人が人を好きになるときって
その理由は言葉では明確には表せないもの。
なので、この二人にも
二人にしか分からないものがあったのでしょうね。
互いの魂が呼び寄せられるような…

ジョルジュ・サンド
実際にはどんな人だったのかは分かりませんが
マミさんの演じるジョルジュは
とても繊細で透明感がありました。
自分にも他人にも嘘がつけない正直さがあって
とても真っ直ぐで
一途に愛を貫く強さがある。
その愛は、とても暖かくて細やかです。
なのに… うまく相手には伝えられない不器用さがある。
でも・・・
中嶋朋子さんの演じるショパンは…
ジョルジュが上手く表しきれない愛を
とてもよく分かっていました。
その愛に深く感謝し
そんなジョルジュを愛おしく思う心も伝わりました。


ここからは、
マミさんの演じたジョルジュ・サンドから
私が感じたことです。。。

冷静沈着で賢く、
気高さのあるジョルジュですが
このジョルジュの強さは
ショパンのためにできることを考えた上での
結果だったのかな… と思いました。
勿論、元々の性格もあったのでしょう… 。
ショパンには
今までに出会った男性にはない魅力を感じていて
尽くしても尽くし足りない。と言っています。
その気持ちが…
究極の愛の本質であり、
無償の愛なのだろうと思います。
無償の愛には終わりがありません。
なぜなら、見返りを求めない愛だから
愛すれば愛するほど、愛が深くなる。
だから、尽くしても尽くし足りないと
ジョルジュは感じたのでしょう。

誰よりもショパンを愛し
誰よりもショパンを大切に想い
誰よりもショパンのことを心配している
だけど、その想いを秘めて
もっと強く冷静であらねばと思う。
すべてはショパンのために… 。
それが、ショパンのためにできることだから。
ジョルジュは自分の想いよりも
ショパンへの想いを優先しているのです。

そして、ショパンもまた
ジョルジュを愛し
ジョルジュを誰よりも大切に想っている。
倒れるほどに体調が悪く、辛い状態であっても
ジョルジュには心配をかけまいと
強がってしまう。
素晴らしい曲ができたことよりも
ジョルジュが居てくれることの方が嬉しいと思う。
ショパンもまた、自分の想いよりも
ジョルジュへの想いを優先しているのです。
ショパンの創る美しい曲は
ジョルジュからの愛を
ショパンの感性で形にしたものが
ベースになっているのではないかと思いました。
お互いが、相手への愛で溢れているから
愛することで満たされている。
ショパンの曲にある繊細な美しさは
心の豊かさが奏でる芸術だったのかな…と、
思いました。

ラストシーンのところでは…
ジョルジュは、はじめて心情を吐露します。
尽くしても尽くし足りない気持ちが
どうしようもないほど切なくて、もどかしい。
その気持ちを表現する言葉が
『ごめんなさい』なのだろうと思います。
この言葉の裏にあるのは
ショパンを愛する気持ちです。
ショパンが少しでも楽になれたら… と
一生懸命なのに
すべてが裏目に出てしまう。

その心を優しく受けとめるショパンもまた
とても愛に溢れていて
尽くし足りないと… 自分を責めるジョルジュに
もう十分だよ… と、優しく言うショパンの言葉は
暖かくて深く、包容力がありました。
男性の麗人と呼ばれているジョルジュの素顔は
ショパンだけが知っていたのでしょう。

互いを慈しむ二人の愛がとても美しくて暖かいのです。
凍てつく寒さも、劣悪な環境も
この愛の前では
何の障害にもならないんだな… と思いました。

素晴らしかったです!!!

ありがとうございました。


…と、言いながら

つ・づ・く… d(*´∀`*)



◆いつもありがとうございます◆
今回の記事は数日間、下書きのまま眠っていたものです。(;^_^A
長くなったので続きは次に…
マミさんの透明感が本当に美しかったです。

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