★☆Passenger *minami*☆★

宝塚OG*71期生の真琴つばささんが大好きです。真琴つばささんのことを中心に私の日常も綴ります。

☆diary☆明日!!浪花のど真ん中に天使が舞い降りる。ミュージカル『にんじん』大阪公演 2017年初秋。

今年の夏は、猛暑日の続いた初夏から始まりましたね。
その後、梅雨の再来を思わせる盛夏を過ぎ
厳しい陽射しの残暑は、夏の終わりを惜しんでいるようです。
早いもので明日から9月ですね~!!
朝晩に吹く風は初秋の気配を感じて
街中の雑踏の中から聞こえる鈴虫の声に
ふと耳を傾けてしまいます。

8月1日に東京公演初日を迎えたミュージカル『にんじん』。
大盛況の千秋楽は、鳴りやむことを忘れたかのような拍手に包まれて
穏やかであたたかく、また厳粛なセレモニーのような
大竹しのぶさんからのご挨拶で幕を降ろしました。
ミュージカル『にんじん』は、
フランスの麦畑と青空が舞台上に見事に再現されていて
夏から秋へと季節が移りゆくなかで
にんじんを中心に
人々の心の成長を描いた物語だと思いました。
憤り、行き場のない心、挫折と
どちらかと言えば激しい感情に翻弄され続けた人々が
にんじんの心の成長とともに
自己にしか向かなかった視野を広げて
自分を許し、相手のあるがままの存在を受け入れていく。
そのような、人の成長過程を描いたものだったな… と、私には思えて
それは、夏から初秋へと移りゆく季節に一致しているようにも思えました。

『にんじん』の物語が描かれている時期と、
ミュージカル『にんじん』の公演期間も一致していて
こちらの舞台も、試行錯誤の連続の熱い夏から
実り豊かな秋へと深みを増していったのではないかと思います。
東京公演の千秋楽を拝見しましたが
全体のレベルが、すべてにおいて数ランクもアップしていて
正に!!実り豊かな秋のよう。
その円熟味を増した『にんじん』が
いよいよ!明日、大阪で開幕です!!!
新橋演舞場に再現されたフランスの麦畑に渡る風は
東京公演の客席の熱気が後押しして
穏やかだけど熱~い追い風になってくれることと思います。

真琴つばささんが演じるアネットも
今度は、浪花の義理人情の町へ再出現したルピック家へと
またまた重いトランクに足をとられそうになりながら
日傘を揺らし、やって来てくれるのでしょう…。
余談ですが、その揺れる日傘を見るたびに
その日傘で天から地上に降りてきたんじゃないかと。(≧∇≦)
まるで・・・
メリーポピンズ!!と思っていた私です。

マミさん(真琴つばささん)のアネットは
公演を重ねるごとに、より美しくなり
その内面の美しさ、真面目さ、誠実さ
そして、何よりも凛とした公平かつ中立な目で
ルピック家を見守る女中として
より重要な存在になりました。
また、客席の想いを受けて
私たちとともにその物語の中で息づいていて
私は…
ときどき、自分の想いなのか
アネットの想いなのか分からなくなりました。
それほど、客席の想いをとてもよく察知してくれています。
優しいですね。。。本当に。

また、アネットは、
物語の展開を担う重要な役でもあって
分かりやすいところでは
1幕最後の にんじんがバケツに顔をつける場面です。
その場面の前、にんじんの悪夢のなかでのアネットは
にんじんが唯一、助けを求めた人でした。
しかし、アネットは…
私も見ましたよ。と、フランソワ(にんじん)へ冷たく言い放つだけではなく
『にんじん。』と、ピシャリと拒絶します。
その一言は・・・
にんじんの存在をこの世から抹殺したかのような破壊力をもって
にんじんとともに客席も、一気に暗い闇の中に叩き落とされたかのような気持ちになります。
恐らく、その一気に味わった孤独の深い闇は
にんじんの抱えている闇なんですね。
そうか。。。と
そこに気づいたとき、
アネットは、にんじんの孤独や悲しみを
より鮮明に客席へ伝える役でもあるのだと思いました。
この孤独と寂しさ、悲しみをしっかり客席に体現させることで
1幕のクライマックスがよりリアルに伝わるのです。

素晴らしいと思いませんか?


私は本当に真琴つばささんは天才だと思っています。
なので、度々『天才』と書く手には
何の躊躇もありません。
でも… 読んでくださっている方は。。。
ウザイヤツ!!!と思っているかも… (;^_^A

だけど~!!!
本当に!!知れば知るほど
気づけば気づくほど!!!
この人は天才なんだと確信するのです。
今回の公演でも、
沢山の良いところを見つけてしまい…
すごいなぁ~!!と
ただただ… 尊敬するばかり。。。と、
話が飛んじゃいましたね… \(__)


アネットは、ルピック家だけではなく
客席の一人一人にとっても
なくてはならない存在になりました。
そして、物語の展開とリズムを司る役でもあって
夢とリアルの両方を見事な表現で伝えています。


最近のマミさんを観ていて思うのは…
お客様を愛する気持ちが
宝塚時代よりもさらに!どんどん深くなっている・・・ということです。
宝塚を卒業するときの最後のご挨拶で
その一番目に
『お客様に喜んでいただくことが私の生き甲斐でした。』
と、仰った方ですから…。
ずっと、お客様を愛してくださっているのですが
宝塚を卒業されてから、その愛は
さらにどんどん深くなっていると感じます。
マミさんの脳みそは
お客様のことしか考えられないのかな?と
日頃から不思議に思っていた、当時の私でしたが
それは、、、
正解だったのかもしれませんね。


アネット&にんじんメンバーとともに
新たな気持ちで
大阪公演も楽しみたいと思います。



今回は、食卓のアネットについて書こうと思いましたが
大阪公演初日の前日なので
内容を変更しました。(o^-^o)



ではでは、またー!!(* ^ー゜)ノ





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