★☆Passenger *minami*☆★

宝塚OG*71期生の真琴つばささんが大好きです。真琴つばささんのことを中心に私の日常も綴ります。

☆diary☆天使が舞い降りる、夏… 2017年ミュージカル『にんじん』

天使が舞い降りてきた…

チェックのワンピースに茶色の靴
ちょっとカールした髪が愛らしい。
茶色の大きなトランクが重そうで
その足どりとともに木綿の日傘が揺れていた。

はじめまして!と にんじんに声をかけるその声は
優しく暖かく、真っ直ぐで
穏やかな陽だまりに包まれた麦畑にそよぐ
涼やかな風のようでした・・・


2017年8月から上演中のミュージカル『にんじん』
そこに登場する家政婦アネットの登場シーンです。


大竹しのぶさん主演の『にんじん』は
38年ぶりに再演されました。
38年前といえば…
まだ生まれていなかった方が多いのかな~!?
・・・時の流れを感じてしまったわ💦(;^_^A
ちなみに、余裕で生まれていた方もいらっしゃいますよね!!
ね!? (*´・ω-)b
改めて、38年という歳月の重さを感じるのですが
その物語の本質は、全然色褪せていません。
寧ろ、現代の社会情勢や人々の生きざまに
とてもよく合っています。
今、この時代だからこそ
敢えて耳を傾けて、しっかり心の瞳を見開いて
見届けていく物語だと思いました。

原作は、フランスの作家ジュール・ルナール
この『にんじん』は
ジュール・ルナールさんの自伝が元になっているとも言われていて
実際にルナールさんが子供の頃は、
にんじんのような少年だったそうです。
また、何故か ルナールさんご自身は
この『にんじん』を作品として
あまり評価をされていないんですね。
その理由は何なのか、私には分かりませんが
淡々と事実だけを語られているような作風があり
この作者の目線は、どこにあるのだろうかと思わせます。
もしかしたら、大人になった“にんじん”が書いているのかな…と。
淡々と語られる物語だから
その奥に隠れる心が文字として現れていない。
だからこそ、戯曲として表現しやすいのかな?とも思います。

全体に流れる音楽が心地よく
ピアノの旋律が美しいですね~!!
その音楽に乗せられた言葉が
より深く心に沁み渡ります。
フランスの麦畑と青い空
その、のどかな風景は
歪んだルピック家の風景とは真逆のもの。
そこに、遠い村からやってきた
まったく異質の光を放つアネットは
神様からの贈り物のように思えます。

天使だ・・・ o(*゚∀゚*)o ←私💦

ちょっと天然な直向きな天使… それがアネットです。

この天使…アネットは
女中という役割でルピック家にやって来ます。
アネットを演じる真琴つばささんの話では
『審判』のような役だと… そんな話がありました。
まだ観ていなかったときは・・・
とても冷静で感情を表すことなく
ただ、繰り広げられる騒動を傍観しながら
ジャッジすることだけに意識を集中させている人なのかと思っていました。

ところが。。。


なんじゃこりゃぁぁ~~!!!!!\(◎o◎)/


愛らしいやんかぁぁー!!!!!(@ ̄□ ̄@;)!!



えぇぇぇ~っ!!!!(*_*)



あんた…

審判みたいや~!って
言うたやないの・・・(○_○)!!←白目。


椅子から転げ落ちるかと思うほどの
ウルトラ嬉しい誤算からはじまった
私の初『にんじん』体験でした❤️(*´∇`*)



つ・づ・く❤️(*^▽^*)


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